中古マンションのリノベーションで防音は?
中古マンションのリノベーションで防音対策は可能なのでしょうか。
今日はその点について調べてみたので、見ていきましょう。
まず、マンションの遮音性能には以下2種類があります。
・軽衝撃音(LL)
・重衝撃音(LH)
LLは比較的軽い物音で、人の話し声や箸などを落としたときの高温での騒音になります。
このレベルであれば、床の材質を変えるなどの方法で防音対策が可能です。
ですが、LHは人の足音や子供が飛び跳ねたり、ドアを閉めた時などの低音での騒音になり、この場合はコンクリートの床の厚みを増やすなどが必要になりますが、地震の際の荷重を計算してマンションの構造自体が作られているので一から作り直しになり、リノベーションでは無理です。
このLHについて中古マンションを買う際に指標があるのかというと、訴訟リスクを鑑みてほぼすべての物件で載せていません。
ただ、最近のマンションは大体LH50程度で作られているのが一般的とのことです。
LH50だとほとんど音が気にならないレベルまで遮音性がありますが、それでも上に住んでいる方に騒音のクレームを入れる方もいます。
中古マンションを買って住む以上はある程度ご近所の騒音はあるものだと認識をしておくほうがいいですね。