古民家リノベーションでデメリットは?
最近、古民家のリノベーションの需要が増えています。
都会の喧騒を離れて地方の古民家で暮らすことを選ぶ若者や家族、リタイア後に地方に移住した方などの需要が増えているそうです。
その中で、古民家をリノベーションする際のデメリットがいくつかあることを調べている中で知りました。
①断熱性
古民家は基本的に日本の暑い夏をどのように過ごすかという設計に重点を置かれて作られています。
そのため、寒い冬に対しての対策が薄く、断熱材や暖房等のリフォームが必要になるケースが多い。
②耐震性
古民家は長い年月そのたたずまいを維持してきたと言えども、今後予想されているような大きな地震などに必ずしも耐えられる設計をしているとは限りません。
現代の建築基準法に適した作りではない場合が多く、耐震性を今一度基礎的な部分から作り直す必要がある場合もあり、費用もかかる。
③費用
古材をそのまま使いたいという場合、シミ抜きや日焼けを落とす工程、そしてカビ落としの工程が必要で、そのために費用がかさみます。
また、移築をする場合は相当のコストがかかるので、できるだけ同じ敷地内でのリノベーションがおすすめなのですが、古民家を解体して立て直すことになり非常に時間がかかります。
古民家のリノベーションには様々なデメリットがあります。
古民家に住むことはとても素敵なことですが、まずはこのようなデメリットを認識してどのように計画を進めるべきかを検討するといいですね。